2014年2月5日水曜日

ボラード・ゲーム

トロントの住宅街の道路に触発されて、
ボラード(車止め)を使ったゲームを考えてみました。
公共政策だけでなく数学の教材としても使えるかもしれません。



ルール

準備
  • プレイヤーは2人以上です。
  • まず、道路地図を開きます。
  • 次に、幹線道路で囲まれた区域を一つ決めます。
    (区域の内部には幹線道路が含まれないようにします。)
  • その区域のコピーを各プレイヤーに配ります。

対戦
  • 各プレイヤーは区域内の道路上に自分の駒を配置していきます。
    (この駒はボラードを表わしています。)
  • 駒は交差点にも交差点以外にも置けます。
  • 駒によって塞がれた場所は車が通り抜けられなくなります。
  • 車がどの幹線道路から区域内に入っても
    別の幹線道路に通り抜けられない状態になったらクリアです。

勝ち負けの判定
  • ゲームクリアの状態で、駒の数が最も少なかったプレイヤーの勝ちです。
  • 但し、一方通行の先に行き止まりが有るなど、
    車の動きが詰んでしまう構造が有る場合は負けです。


難易度の調整


道路網の構造
  • 道路が碁盤目状に整然と引かれた区域を選ぶ
  • 道路網が不規則な形をしている区域を選ぶ

交通規制の有無
  • 特に規制の無い区域を選ぶ
  • 一方通行規制が含まれる区域を選ぶ


ゲームの背景

このゲームの背景に有るのは、
道路を人の手に取り戻そうという思想です。

敢えて道路を車にとって不便なものにして、
車の脅威に曝されない生活環境を実現したい、
特に、ドライバーによる〈子供殺し〉をやめさせたい
という考えが基本にあります。

ゲーム・ステージに選ぶ区域はどこでも良いのですが、
小中学校やその通学路が含まれる区域なら、
より有意義なゲームになると思います。