ボラード(車止め)を使ったゲームを考えてみました。
公共政策だけでなく数学の教材としても使えるかもしれません。
ルール
準備
- プレイヤーは2人以上です。
- まず、道路地図を開きます。
- 次に、幹線道路で囲まれた区域を一つ決めます。
(区域の内部には幹線道路が含まれないようにします。) - その区域のコピーを各プレイヤーに配ります。
対戦
- 各プレイヤーは区域内の道路上に自分の駒を配置していきます。
(この駒はボラードを表わしています。)
- 駒は交差点にも交差点以外にも置けます。
- 駒によって塞がれた場所は車が通り抜けられなくなります。
- 車がどの幹線道路から区域内に入っても
別の幹線道路に通り抜けられない状態になったらクリアです。
勝ち負けの判定
- ゲームクリアの状態で、駒の数が最も少なかったプレイヤーの勝ちです。
- 但し、一方通行の先に行き止まりが有るなど、
車の動きが詰んでしまう構造が有る場合は負けです。
難易度の調整
道路網の構造
- 道路が碁盤目状に整然と引かれた区域を選ぶ
- 道路網が不規則な形をしている区域を選ぶ
交通規制の有無
- 特に規制の無い区域を選ぶ
- 一方通行規制が含まれる区域を選ぶ
ゲームの背景
このゲームの背景に有るのは、
道路を人の手に取り戻そうという思想です。
敢えて道路を車にとって不便なものにして、
車の脅威に曝されない生活環境を実現したい、
特に、ドライバーによる〈子供殺し〉をやめさせたい
という考えが基本にあります。
ゲーム・ステージに選ぶ区域はどこでも良いのですが、
小中学校やその通学路が含まれる区域なら、
より有意義なゲームになると思います。