2014年2月17日月曜日

11速用ホイールのスプロケット位置

固定ローラー台を導入した時、
併せてホイールも買ってあったのですが、
【外を走る用】と【ローラー台用】でホイールを
使い分けようという目論みが崩れました。



以前も書いたとおり、固定ローラー台は
  • 専用タイヤでも高負荷なら摩耗する
  • 普通のタイヤでも低負荷なら摩耗しない 
  • 専用タイヤで騒音が小さくなるのは低速域だけ

という事が分かり、ローラー台用の新しいホイールは
箱に仕舞ったままでした。

ローラー台のタイヤ摩耗実験
ローラー台の騒音低減実験


専用タイヤのトレッド痕が付いたローラー
(Continental Home Trainer を高負荷で使用)


ところが先日、元々使っていたホイールを
振れ取りの作業中に壊してしまい、急遽、
眠っていたホイールを引っ張り出してくる事になりました。

シマノWH-RS21

スプロケットは元のホイールから8速のものを移植したのですが、
いざ車体に装着してみるとチェーンがチリチリ鳴ります。

リアディレイラーは元のホイールに合わせて完璧に調整してあったので、
新しいホイールでスプロケットの左右方向の位置が変わったという事です。

元のホイールのハブはFormula製のCO32-8(8速用?)、
WH-RS21のハブは11速用で、エンド幅やフリーハブボディーの寸法が違います。

フリーハブボディーには1.85mmのスペーサーを入れたので
スプロケット位置は変わらないと思っていたのですが、

WH-RS21の11速用のハブ
8速スプロケットで使う場合はホイール付属の1.85mmスペーサーを挟む

リアディレイラーのケーブル・テンション・アジャスターと
リミット・スクリューを両方とも調整する必要が有りました。
(調整方向からすると、スプロケットは11速用ハブで外側にズレたようです。)

というわけで、新しいホイールを【外で走る用】、
元から有ったホイールを【ローラー台用】にする
という当初の目論みは崩れてしまいました。

ただ、今回遭遇した互換性問題は、
  • 8速用と11速用の規格差
  • サードパーティー製とシマノ製の違い
のどちらに起因するのかはよく分かりません。
もしかしたらシマノ同士なら無調整で行けるのかもしれません。



2014年2月18日追記

フリーハブボディーの寸法を実測しました。
フリーハブボディーの寸法測定箇所

ロックナットの端面からボディーの一番奥までの長さは、
  • Formula CO32-8 41.5mm
  • Shimano WH-RS21 40.5mm(1.85mmのスペーサーを含む)
でした。



2014年2月26日追記

Formula CO32-8 の右側(駆動側)のワッシャー
(玉押しとナットの間に挟まっていた物)を外して
左側に付け替えたところ、
ロックナットからボディー奥までの寸法を
詰める事ができました。

ハブ全体が約 1 mm 右に動いた事になるので、
左右のスポークのテンション差も改善できそうです。

補修部品を手に入れられたら
組み直して確かめてみようと思います。



2014年6月11日追記

補修部品を入手してホイールを組み直した結果、
Formula製ハブの完成車付属ホイール(ワッシャー位置入れ替え)と
Shimano製ハブのWH-RS21ホイール(8〜10速用スペーサー込み)で
スプロケットの歯先の位置は同じになりました。

リアディレイラーの cable tension barrel adjuster も
limit adjusting screws も微調整無しで行けました。

やったー。