併せてホイールも買ってあったのですが、
【外を走る用】と【ローラー台用】でホイールを
使い分けようという目論みが崩れました。
以前も書いたとおり、固定ローラー台は
- 専用タイヤでも高負荷なら摩耗する
- 普通のタイヤでも低負荷なら摩耗しない
- 専用タイヤで騒音が小さくなるのは低速域だけ
という事が分かり、ローラー台用の新しいホイールは
箱に仕舞ったままでした。
ローラー台のタイヤ摩耗実験
ローラー台の騒音低減実験
専用タイヤのトレッド痕が付いたローラー
(Continental Home Trainer を高負荷で使用)
ところが先日、元々使っていたホイールを
振れ取りの作業中に壊してしまい、急遽、
眠っていたホイールを引っ張り出してくる事になりました。
シマノWH-RS21
スプロケットは元のホイールから8速のものを移植したのですが、
いざ車体に装着してみるとチェーンがチリチリ鳴ります。
リアディレイラーは元のホイールに合わせて完璧に調整してあったので、
新しいホイールでスプロケットの左右方向の位置が変わったという事です。
元のホイールのハブはFormula製のCO32-8(8速用?)、
WH-RS21のハブは11速用で、エンド幅やフリーハブボディーの寸法が違います。
フリーハブボディーには1.85mmのスペーサーを入れたので
スプロケット位置は変わらないと思っていたのですが、
WH-RS21の11速用のハブ
8速スプロケットで使う場合はホイール付属の1.85mmスペーサーを挟む
8速スプロケットで使う場合はホイール付属の1.85mmスペーサーを挟む
リアディレイラーのケーブル・テンション・アジャスターと
リミット・スクリューを両方とも調整する必要が有りました。
(調整方向からすると、スプロケットは11速用ハブで外側にズレたようです。)
というわけで、新しいホイールを【外で走る用】、
元から有ったホイールを【ローラー台用】にする
という当初の目論みは崩れてしまいました。
ただ、今回遭遇した互換性問題は、
- 8速用と11速用の規格差
- サードパーティー製とシマノ製の違い
もしかしたらシマノ同士なら無調整で行けるのかもしれません。
2014年2月18日追記
フリーハブボディーの寸法を実測しました。
フリーハブボディーの寸法測定箇所
ロックナットの端面からボディーの一番奥までの長さは、
- Formula CO32-8 41.5mm
- Shimano WH-RS21 40.5mm(1.85mmのスペーサーを含む)
2014年2月26日追記
Formula CO32-8 の右側(駆動側)のワッシャー
(玉押しとナットの間に挟まっていた物)を外して
左側に付け替えたところ、
ロックナットからボディー奥までの寸法を
詰める事ができました。
ハブ全体が約 1 mm 右に動いた事になるので、
左右のスポークのテンション差も改善できそうです。
補修部品を手に入れられたら
組み直して確かめてみようと思います。
2014年6月11日追記
補修部品を入手してホイールを組み直した結果、
Formula製ハブの完成車付属ホイール(ワッシャー位置入れ替え)と
Shimano製ハブのWH-RS21ホイール(8〜10速用スペーサー込み)で
スプロケットの歯先の位置は同じになりました。
リアディレイラーの cable tension barrel adjuster も
limit adjusting screws も微調整無しで行けました。
やったー。