自転車については現行の「20km/h以下」が「徐行」になり、
「事実上スポーツ走行は禁止となる」
——日経新聞(2013年9月6日朝刊)
そうです。
現在、改定案に対する意見が募集されていますので、
反対意見は今のうちに。締め切りは2013年9月30日です。
改定案の変更点を見てみましょう。
1点目は、今までのルールを3分類した事です。
- 法的根拠の有る「禁止行為」
- 危険度の高い「危険・迷惑行為」
- それ以外の「マナー(違反行為)」
2点目は、個別のルールの修正です。
- バーベキュー、焚き火は「禁止」から「指定場所以外は禁止」に緩和
- 自転車は「20km/h以下」から「徐行」に強化
はい、ここですね。
「20km/h」から「徐行」に変更。
ルール策定者(*)の思考停止っぷりが良く分かる変更です。
* 利用ルールの改定案を作ったのは、
- 川沿いの自治体
- 河川財団
- 国交省荒川下流河川事務所
現行ルールの問題点は、ルールが河川敷利用者に守ってもらえない事です。
であれば、より賛同しやすい、現実に即したルールに変更すべきです。
例えば、
- 河川敷道路の端ギリギリを走行しない。
- 歩行者の横を通過する時は3m以上間隔を空ける。
- その間隔を取れない時は10km/h以下に減速する。
- 横断歩行者を優先する。
ところが、改定案では現行より更に厳しいルールに変更され、
守るのが難しくなっています。何考えてんの?
それどころか、スポーツ走行に反対する姿勢を取るという事は、
「自転車の利用による国民の心身の健全な発達に資する」
事を目的とした法律(自転車道の整備等に関する法律)に違反します。
これがオリンピックを招致している都市の実態とはね。
最後に、意見の提出先と書式を載せておきます。
コピペしてお使いください。
riyou-rule@ktr.mlit.go.jp
荒川下流河川敷利用ルール検討部会
(事務局) 国土交通省荒川下流河川事務所管理課意見募集担当 宛
新・荒川下流河川敷利用ルールに対する意見
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