2013年9月27日金曜日

シンポジウム「自転車の公共政策を斬る」の感想 (6)

シンポジウムで疋田氏が問題提起していた道路をまとめました。



亀戸駅前、国道14号の自転車道(写真は私が撮影)

  • 相互通行なので、半分の自転車は道路全体で見ると右側通行になる。
  • 自転車道が途切れると、右側通行をしていた自転車は
    逆走状態で車道に放り出される。
  • 自転車道の幅員が狭すぎてすれ違いすら困難。
  • 横の広い歩道に比べてとても窮屈。
このような問題点を指摘していました。



自転車の車道走行が禁止されている都道316号、海岸通り
(Google Street Viewより)

(Google Street Viewより)

しばらく進むと、幅員に余裕が一切無いまま左カーブに突入します。
自転車が通行するとしたら左端なので、後続車からはカーブの陰に
隠れて見えなくなってしまいそうですね。
ガードレールと街路樹を撤去すれば話は別ですが。

法的には左端の車両通行帯の中ならどこを走っても良いんですが、
そんな法規定、サイクリストもドライバーも知らないでしょ?)

(Google Street Viewより)

そしてその先に、疋田氏が批判した居眠りスペース。
確かに自転車レーンを設置できるスペースですが、
ここに来るまでは車道に余裕が無く、ピッチリ3車線分だけ。

この車道に自転車の走行空間を求めるなら、
むしろ、左端の1車線を丸ごと自転車によこせ
っていう感じですかね。高架下で空気は汚そうですが。



青山墓地の横の都道319号(Google Street Viewより)

まさにタクシー休憩場です。
何百台あるでしょうか。遥か向こうまで連なってます。
これを温存したまま、歩道上に「自転車道」が設置されたとの事です。

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シンポジウム「自転車の公共政策を斬る」の感想 (1)
シンポジウム「自転車の公共政策を斬る」の感想 (2)
シンポジウム「自転車の公共政策を斬る」の感想 (3)
シンポジウム「自転車の公共政策を斬る」の感想 (4)
シンポジウム「自転車の公共政策を斬る」の感想 (5)
シンポジウム「自転車の公共政策を斬る」の感想 (6)