スポーツ自転車に乗った若い男性くらいだと書きましたが、
利用者の属性で走行位置がクッキリ分かれている
気を付けて見ていると、そうとも限らないようです。
ママチャリも車道を走行
ちなみに二枚目の写真の場所は
山手通りの中でも特に縁石の段差が大きな箇所の一つです。
縁石に乗り上げた車のタイヤ痕が
その手前で浮き上がって消えている事からも、
段差の酷さが分かります。
縁石に乗り上げた車のタイヤ痕
しかもここでは縁石単体の凶悪さに加え、道路全体が上り勾配の中、
街渠部分で一瞬下り勾配に切り替わり、その直後に縁石の段差、
そして再び上り勾配という悪魔のような連携プレイになっていて、
最早ちょっとしたMTBコースとでも言うべき様相を呈しています。
ロードバイクで通過するとチェーンがフレームを強かに打ち、
後輪も一瞬浮いて空転するので、精神衛生上も宜しくありません。
かと言って、車道は車道で横断歩道の手前で停車帯が消失し、
幅員が絞り込まれるので、
車との側方間隔が接触寸前の狭さになる
どちらにせよ自転車にとっては快適な通行環境とは言えないのですが、
それでも車道を選ぶママチャリがいるというのは意外でした。
(尤も、この選択行動が長期的に安定して見られるかどうかは別ですが。)
2014年8月19日追記
{
自分でもママチャリを頻繁に使うようになって気付いたのですが、
登り坂で立ち漕ぎしていると縁石の段差を越える時に
衝撃でペダルから靴がズレ落ちそうになるんですね。
雨の日は特に怖いです。
ロードバイクではクリップレス・ペダルで
靴とペダルを固定しているので、この恐怖は忘れていました。
}
ちなみに山手通りでは上で紹介した例の他にも(写真は有りませんが)、
- 上下黒い服で日没後の車道をテールライトも点けずに走る若年男性
- バス停部分でバスベイに入り込まずに第一通行帯を直線的に通過する高年男性
- 左折専用レーンを避けて第二通行帯から交差点を直進する中年女性(!)
蛍光色ジャケットにヘルメット、前後にライト装備が当たり前の
イギリスのサイクリストからすれば驚くべき無防備さですが、
それだけ体感的な安全度が高いという事なのでしょうか……。