2014年11月2日日曜日

写真が引用されていました

STOP・ザ・交通事故!!こんな危ない自転車には近づくな!ランキング
というページにこのブログの写真が引用されているのに気付きました。

引用先のページ

引用された写真

こんなふうに引用される事も有るのか。
想定が甘かった。



写真を引用したページはGMOメディア株式会社が運営する
「ランキングシェア」というサイト上に有ります。
このサイトは、利用者がネット上の画像を集めてランキング記事にまとめ、
簡単に公開できるようにしているサービスのようです。

執筆者のhatakoさんが2014年10月29日に公開した上の記事は、
ドライバー視点から危険な自転車を列挙し、
車が加害者にならない為に注意を呼び掛ける事を
趣旨としているように見えますが、

hatako (2014)
全国で発生する交通事故のうち、自転車事故が占める割合は約2割。どうして自転車が悪いのに、車のほうも処罰されるの!?事故の加害者とならないためには避けた方が無難な、危険な自転車の特徴をランキング!

ランキング8位の「歩行者無視の自転車」については、

hatako (2014)
自転車と歩行者の事故が増えている。自転車が歩行者とぶつかり、歩行者が亡くなるといった死亡事故も発生しているのだ!当たり前だか、歩行者が優先。夜中の無灯火自転車も注意が必要だろう。保険にも入っていない、こんな危険な自転車には近くな!
と記述しています。
無灯火の自転車や無保険の自転車が
ドライバーから見て分かるでしょうか?

この点から私は、この記事の表現意図には
自転車に対するドライバーの不満を列挙して
読者に共感を求める事も含まれているのではないかと感じました。

そういうニュアンスを含んだ記事で、
私が撮影した写真はどう使われているのでしょうか?

引用された写真

写真には次の解説文が付されています。

hatako (2014)
機動力を生かして、車や人の間、道路も右へ左へ、自由にスイスイ通り抜け。とっても迷惑な行動だ。自転車事故で多いのは右左折時の事故。自転車は速度が速いので、いつの間にか後方から滑り込んでくるぞ!!発進時や右左折時には、左右後方に自転車がいないか、再三の安全確認が必要だ。

ドライバーにとって事故防止の為に有益な記述ですし、
確かにそういう場面を写した写真ではあるんですが、
私自身はこの写真を、不適切な交差点設計を批判する為に使っています。
本来の表現意図と違う目的で引用されると、ちょっと気分が悪いですね。

それ以前に、写真に写っている自転車利用者が、
インフラの欠陥を説明する具体例として見られるべきなのに、
ドライバーからの非難の視線を受け得る形になっているのはマズい。

こんな使われ方をするんだったら、写真の解像度をもっと落として
ぼかしもしっかり入れておくんでした。私の落ち度です。

とりあえず、引用された写真は私のブログから削除し、
縮小とぼかしを加えた写真に差し替えました:

これまではブログに載せる写真は長辺800ピクセルにしていましたが、
今後はこういう事態も念頭に置いて400ピクセルにしようと思います。



2014年11月3日追記

原著作者の意図に反した画像の引用と言えば、
私自身も交通安全ポスターの受賞作品を
強烈な皮肉を込めて二次利用していたんでした。

2014年9月26日 何て皮肉だ……ちくしょうめ……

ポスターの作者にとっては不快どころじゃないですね。
今更ではありますが、これも削除しました。