2013年6月11日火曜日

クイックリリース・スキュワーのレビュー

完成車に付属していた初代のクイックリリースの軸が折れ
交換した2代目もカム受け部品に亀裂が入るというトラブルが続き、
これはいかんと思い、シマノの製品に買い替えました。

この2代目と3代目を比較レビューします。

上: 2代目 メーカー・モデル不明
下: 3代目 シマノFH-5700





レバー形状の違い。2代目の方が色気が有りました。
シマノはあっさりとした形です。モデルナンバー「5700」は
105シリーズに対応しますが、105のロゴは有りません。

しかしシマノの方が、レバーが軸と平行になっているかどうか分かりやすいです。
(クイックリリースではレバーの角度が締め具合の目安に使われている。)

カム機構の部分はシマノの方が背が低いです。

フレーム側はこのようになっています。
良く見ると、たけのこバネの巻き数が微妙に違いますね。

キャップの形状は2代目の方が取っ掛かりが多く、作業しやすいです。

軸の違い。シマノはねじ山が始まる手前に段差が有ります。
応力を分散する事で軸の破断リスクを抑えているのかもしれません。

2代目はカム受け部品の構造に問題が有るのか、
締め込む前は軸に対して常に斜めになっています。
この為、クイックリリースの締め加減が分かりにくいです。

シマノはちゃんと平行が出ています。

一方、2代目は倒したレバーの先端がフレームの三角に納まりますが、

シマノはレバーを最後まで倒しても隙間が空いてしまいます。

訂正(2013年6月16日)

上の写真はレバーを最後まで倒せていません。
私の筋力が弱すぎて、もうこれ以上動かないのだと勘違いしていました。
最後まで倒すとレバーの先端はフレームのチューブより内側に入ります。
写真は後日追加します。
訂正写真 レバーはフレームより内側に入ります。

横から見ると、こう。

やはりシマノは絵的に収まりが悪いです。


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レバーの感触ですが、2代目は至って滑らかで、
開け閉めどちら向きでも「グゥー」っと動きます。

シマノは締める時はそれなりに滑らかですが、
開ける時は「ガガ、グシッ」と、最初は硬く、途中で突然軽くなります。

2013年8月13日 追記
使っている内に滑らかに開け閉めできるようになってきました。
シマノはBBもハブも最初は回転が渋いと言われていますね。
それと同じ事のようです。

また、2代目はレバーを締め終わる直前に
少しだけトルクが軽くなります(開放事故防止)が、
シマノは最後までトルクが上がり続けるので、
レバーを最後まで締められたかどうか分かりにくいです。

重量は、シマノが60g、2代目がそれより1~2g軽い程度です。


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追記(2013年6月16日)

完成車付属のクイックリリースに安全上の不安が有ったので、
同じ5700シリーズのフロント用クイックも買って
前後ともシマノ製で統一しました。

こちらはリア用と違い、
「レバーを軸と水平にした時に抵抗を感じ始める」
という目安まで反対側のネジを締めこんだ場合、
レバーが簡単にスッと倒せてしまいます。
カム内部の寸法に誤差が有るのかもしれません。

自転車店で見てもらったところ、
ネジを少しだけ余計に締めて使えば問題無いとの事。

(でも、もし知識の無い人が通販でクイックを買って、
偶然、前後共にカムが緩い個体が当たったら、
説明書どおりだと締め付けトルク不足になってる事に
気付けないんじゃない?)