2014年3月28日金曜日

Deuter + CamelBak

2014年3月29日 写真と文を追加

Deuter のバックパックに CamelBak のリザーバー


CamelBak Skeeter

前々から興味が有ったハイドレーションシステム。
子供用の製品が値下がりしていたので買いました。


肩紐が長いので大人でも背負えるかもしれませんが、
背中にぴったり接触するので、あまり真夏向きではないですね。

しかし本当の目当ては、

べりっ

その中身です。

1.5リットルの reservoir(レザヴォワー)が
単体で買うよりずっと安く手に入りました。

Deuter Race EXP Air + CamelBak Antidote 1.5L Reservoir

それをドイターのバックパックに入れてみました。
ただ、基本的には非対応の組み合わせなので、

潜ってしまいます。

すると、ホースも引き摺られて下がるので、

外側に出る長さはこれだけになります。

リュック側のベルクロテープは一応引っ掛けられます。

その場合、外に出るホースは、

この長さになります。

ただ、引っ掛け用のテープとフックは、

サイズが一致しません。

フックの幅よりもテープの幅がほんの少し上回ってしまいます。
それ以前に、こんな華奢なプラスチックのフックで
1.5kgもの水を支えるというのは無理が有りますね。
CamelBakの純正のバックパックでは、この爪は飽く迄補助で、

手前の大きな持ち手で支える構造です(イメージ)

いずれにせよ、素直に底まで落とした方が
低重心化できて良さそうな気がします。

CamelBak Antidote 1.5L reservoir

さて、そのリザーバーですが、3リットル入るものに比べると
ロングライドにはちょっと容量が心許ないかもしれません。

ただ、1.5リットルでも背中に背負えば結構負担になります。
途中で補給する前提ならこれくらいで充分でしょう。
24 fl oz(約709ml)のボトル二本分より多いですし。

(コンビニで氷を買う場合、入り切らなかった氷は
別の保冷ボトルに入れてリュックに突っ込んどけば良いんです。)

水を満タンまで入れた状態

仕様上は1.5リットルまで入る事になっていますが、
これは、ホースの中まで完全に水を満たして、
最後は零れないように慎重に水を注いだ場合の最大量です。
実際には1.45リットルくらいで満タンという感じです。

そして、ここまで水を入れるとたっぷんたっぷんに膨れるので、

Race EXP Air に装着すると、

背中のここが、

ここまで膨らみます。

これは通気性にちょっと影響が出るレベルですね。
そうか、だから Race EXP Air の2013年モデルは
背中の弧を作る針金が斜めにクロスしてるのかな。

当然、子供用リュックに入れても

でぷっと膨らみます。

背中側も丸々と。


キャップは1/4回転で外せます。根元で本体に繋がっているので、
外出先で給水する時でもキャップの置き場に困りませんね。


ですが、一定の角度にして引っ張れば分離できます。
洗った後で乾かす時に便利です。


ホースの根元は固定されていて外せません。
これは旧製品ですが、現行モデル(容量の多いモデル?)
では着脱可能になっているようです。

口の部分

黄色いレバーで止水できますが、
レバーより先まで来た水までは止められません。
油断して少し零してしまいました。

上下から挟むと弁が開きます。

口で咥える部分は柔らかい素材で出来ています。
埃が付着しやすい素材ですがダストカバーは付いていません。
この点は Deuter の Streamer の方が優位ですね。

2016年3月15日追記

使い始めた当初はそれほど気にならなかったんですが、最近、ハイドレーションから飲む水(水道水しか入れていません)にゴム臭が強く感じられるようになってきました。使用後は毎回、台所用中性洗剤で浸け置き洗いをしていましたが、それだけでは不充分だったようです。

参考ページ
Yahoo!知恵袋(2011年12月22日)「ハイドレーションで山行中水を飲んでいたところ、ゴムの味(?)がした



炎天下ではホースも直射日光に曝されるので、
中の水が温くなるそうです。

温い水は一口も飲みたくないという人は、
水を飲んだ後、ホースを高く持ち上げた状態で弁を開ければ、
ホース内部の水がリザーバー内に戻って行きます。

(口内細菌も一緒に戻って行くような気がしますが……。)


先端部分は分離できるので洗浄後の水切りに便利です。
ホースの根元を持ってぶんぶん振り回したり、

ブォォォォォ……

本体の給水口からドライヤーの温風を吹き込めば、
ホース内も一挙に乾かせます。


給水口が広いので、本体の中に残った水滴も布巾で拭き取れます。
そのままだとビニール同士がくっついて乾きが悪くなりますが、
写真のようにホースを突っ込んでおけば、
適度に隙間が空いて完全に乾かせます。

このとおり

使用後のお手入れは、言われている程
大変ではなさそうという印象を受けました。
参考までに、洗浄手順をメモしておきます。

  1. 本体の中に中性洗剤を数滴垂らし、水を1/3程入れる。
  2. 蓋を閉め、本体を上下に振って撹拌する。
  3. 本体を押さえ付けて洗浄液をホースの中に送り込む。
    (この時、飲み口の弁を開けておく)
  4. 洗浄液を捨てて水を入れ、上と同じ手順ですすぐ。
  5. 水を捨てて本体内面に付いた水滴を布巾で拭き取る。
  6. ホースの先端部分を取り外し、ホースを振り回して水気を切る。
  7. 取り外した先端部分は弁を開けて振り、内部の水気を切る。
  8. 必要であれば、本体の給水口からドライヤーの風を送る。
  9. 本体内部にホースを突っ込んで乾かす。

こうして見ると、普通のボトルを洗う手順と大して変わりませんね。

ハイドレーションシステムは
カビが生えやすいと言われていますが、
毎回ちゃんと洗っていれば心配無いでしょう。



2014年5月6日追記 重さを計りました。

CamelBak Antidote 1.5L Reservoir 144.6g

CamelBak Skeeter(reservoirは除く)105.8g