2014年3月17日月曜日

あれ、花粉症治った?

花粉症を根本から治す為の体質改善法として
冬の間の運動が有効と聞いたので、やってみました。

Elite Volare Mag Force Elastogel

結論から言うと、ほぼ治りました。



花粉症という生理現象について、東洋医学のアーユルヴェーダでは、
冬の間の冷えや食べ過ぎ、運動不足で体内に溜まった〈重さ〉が、
春、花粉を切っ掛けとして〈融け出し〉、それが鼻水などの症状として
現われるのだと解釈しているそうです。

そしてこの解釈に基づき、次のような対策を推奨しています。
  • 消化に負担の掛かるものを食べ過ぎない
  • 体を冷やさないようにし、風呂などで体を温める
  • 運動をする
これらの習慣を冬の間続けていれば、
春になっても花粉症に悩まされないそうです。


というわけで、やってみました。


まず食事ですが、私自身の過去の経験から、
食事だけで何とかしようとするのは限界が有ります。
大体、冬のおいしい料理って重いものが多いんですよね。
おいしい物を我慢するわけですから、これは長続きしません。
一応、腹八分目くらいは意識しましたが、
食べたい物は我慢しないスタイルにしました。

次に冷え予防ですが、今までは保温性能や防寒性能が
いまいちな服しか持っていなかったので、
裏起毛のインナーなどを何枚か揃えました。
また、就寝前に半身浴をするようにしました。

最後に運動で、これが今回の記事のメインです。
固定ローラー台(turbo trainer)という、
自転車を載せて室内で運動をする為の器具を買って、
できるだけ毎日、これで汗を掻くようにしました。



なぜローラー台なのか

自転車で屋外を走ると、冷たい風にどんどん体温を奪われるので、
かなり運動強度を上げないと汗を掻く事すらできません。
私の場合は花粉症以前に虚弱体質で、
冬の間は体内で水分が余り気味になって体調が崩れるので、
汗を掻けるかどうかはかなりクリティカルな条件です。

ジョギングなら速度が低いので割と簡単に汗を掻けますが、
私の場合は関節や筋力も弱いので(笑)、
安定して長時間走り続ける事ができません。

室内でのローラー台運動なら簡単に汗を掻けますし、
ジョギングと違って関節への強い負担も有りません。
さらに、交通状況の制約が無いので、運動強度を一定に維持できます。
脂肪を最も効率的に燃焼させられる運動強度を
ピンポイントで狙ってペダルを回し続ける事ができるわけです。
外気に曝されないので風邪に罹るリスクが低いのも魅力的です。



実際のトレーニング内容

運動の強度は、併せて買った心拍計で管理しました。
計算で求めたAT値(無酸素運動に切り替わる閾値)の
ギリギリ下を狙って、単純にそれを維持します。

レースで勝つ為にトレーニングしている人の場合は
全力を出すインターバルを途中に何回か挟んだりするようですが、
私の場合は単に花粉症が治れば良いので、
単純に一定の運動強度で回し続けるだけです。

一回の運動時間は特に決めていませんが、
大体いつも30分くらい、長くても60分くらいです。
これは、運動をしながら聴いていたラジオ番組の長さに拠ります。

ローラー台運動はとても退屈なので、ラジオは必須です。
テレビを観ながらや本を読みながらの人もいますが、
テレビは眼鏡のレンズに落ちた汗で画面が見えなくなりますし、
本は手汗でページがふやけてしまうので、
私の場合は専らラジオが運動のお供です。



効果を試す

以上の習慣を、去年の11月下旬から黙々と続けてきました。
ローラー台の上で自転車を漕いだ距離は1400kmを優に超えています。
何事も三日坊主になりがちな私としては驚異的ですが、
果たしてその努力は報われるのでしょうか。

ちょうど大雨の直後で「花粉:非常に多い」と予報が出た日を選んで、
杉が林立する山地に自転車で突撃してみました。

たわわに実った花粉

市街地の排気ガス対策で着用していたマスクを山麓で外し、
呼吸器を全面的に花粉に曝します。
さらに、登り坂をゼーハー言いながら漕ぎ、
意図的に呼吸も上げていきました。

が、

あれ? 全然平気だ。くしゃみも鼻水もほとんど出ない。
目だけはアイウェアで保護していましたが、
風が少し吹き込んできている割には、ほとんど痒くなりません。



まとめ

個人差も有るでしょうが、少なくとも私の場合は、
冬の間の運動習慣で花粉症がほぼ治せたと言って良さそうです。



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