今月の特集展示は
「副都心線に乗って横濱へ行こう」
と題して、3月16日に直通運転が始まった私鉄五社と
その沿線に纏わる本を揃えていました。
副都心線の東新宿駅に程近い立地を上手く活かしましたね。
他の図書館は3月というこの中途半端な時期、
特集展示はネタ切れ気味です。
展示台に集められていた資料には、
- 横浜の赤レンガ倉庫を記念した本や、ゆずのCD、
- 自由が丘のケーキ屋のロールケーキレシピ、
- 渋谷の街をフィールドワークした本、
- 直通運転で繋がった西武線の沿線情報、
- 鉄道施設の技術的な本や、東急の五島慶太氏の伝記
また、一冊だけですが、中国語で書かれた東京の観光ガイド
『搭地鉄玩東京』(地下鉄に乗って東京に遊ぼう)が置かれている辺り、
大久保という土地柄が出ています。
(館内ではハングルと簡体字の案内表示が豊富に見られます。
これは荒川区の日暮里図書館も同様ですね。)
土地柄と言えば、今日初めて気付いたのですが、
記載台に置かれた記入見本の氏名欄、
「(氏)大久保 (名)つつじ」
になってました。なるほど。
大久保は江戸時代、幕府が鉄砲隊を置いた土地で、
彼らが余暇につつじを栽培し、一大名所になっていました。
大久保図書館が建っている地区はまさにその中で、
鉄砲隊の屋敷町に特徴的な、南北に細長い区割りが広がっています。