信号交差点周辺の空間構成も酷いですね。
浅草通りを横断する自転車の滞留位置
写真の場所は元浅草四丁目交差点です。
現時点ではここが自転車歩行者道の改修済み区間の東端です。
横断待ちの自転車が走行自転車の動線と重なっている
信号待ちの空間と走行空間を別々に確保していないので、
自転車は画面奥の通行空間へと直線的に進めません。
歩行者空間を通る方が合理的になってしまっています。
自転車通行空間に迷い込む歩行者
植栽で構造的に分離したと言っても、
歩行者空間と自転車空間は舗装材や色が殆ど同じなので、
利用者からは「単なる広い歩道」と認識されているのかもしれません。
またしても横断待ち空間にぶち当たる。
(松が谷一丁目交差点、南東角)
(松が谷一丁目交差点、南東角)
浅草通りを西進する自転車の信号待ち位置
交差道路から自転車がやってきました。
信号待ちの自転車で入り口が塞がっているので歩行者空間に回避しました。
双方向通行だから上手く設計できないなんて言い訳は通用しませんよ↓
Groningerstraat と A.H.G. Fokkerstraat の交差点(オランダ)
この交差点は車と自転車の信号フェイズを完全に分離し、自転車は全方向が同時に青になる制御方式です。
この方式の利点、欠点、実際の利用者の挙動などについては
‘simultaneous green’ や ‘tegelijk groen’ で検索してください。
松が谷一丁目交差点(南西角)
珍しく車道の直前まで自転車通行空間が連続していますが、
急旋回させた上に、横断待ちの歩行者に突っ込ませる構造
ここでも自転車通行空間を無視して歩行者空間を直進する方が
合理的になってしまっています。設計が阿呆すぎる。
幼稚園児のお絵描きレベルですね。
実際、自転車通行空間は無視されています。
この写真では自転車が2台連続で歩行者空間を走ってきています。
この写真では自転車が2台連続で歩行者空間を走ってきています。
ただ、通行空間を律儀に守る自転車もいます。
急カーブのせいで車体が大きく傾いていますね。
急カーブのせいで車体が大きく傾いていますね。
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