ロンドン市交通局による完成予想図(部分拡大)
構造的に分離された通行空間に、交通島のバス停。
従来の名ばかり Superhighway で受けた批判をちゃんと活かしています。
上の予想図の全体
(ロンドン市交通局の意見募集ページより)
元画像は4928x3264という巨大サイズだったので解像度を下げてあります。
これはテムズ川の北岸沿いに伸びる東西方向の路線です。
整備予定の全区間の平面図はこちら(pdf)。
平面図を見ると交差点の構造はまだまだ稚拙ですが、
少なくとも単路区間はサイクリスト(自転車利用者)にとっての
安心感が大幅に向上しそうですね。
自転車道に 4.0 m も割いている区間も有りますね。(pdf p. 13)
南北ルートの現状
南北ルートの完成予想図
こちらは南北方向の路線の予想図です。
上の2画像はどちらもロンドン市交通局の意見募集ページから。
「レーンが路上駐車に塞がれる」問題が解決できそうな構造ですね。
平面図はこちら(pdf)
これらの計画について、road.ccは
ロンドンの自転車推進派が概ね好意的に評価している事を伝えています。
Cyclists in the City
http://cyclelondoncity.blogspot.jp/2014/09/if-you-want-londons-largest-ever.html
London Cycling Campaign
http://lcc.org.uk/articles/lcc-hails-initial-proposals-for-new-superhighways-as-a-success-1
sustrans
http://www.sustrans.org.uk/news/plans-two-new-cycle-crossrails-london
しかし、自動車利益団体は交通局の発表を受けて、
車の空間を奪われまいと即座に反対
2014年9月9日追記
{
すいません、ここ誤報です。反対意見は表明しましたが、}
キャンペーンと言えるような組織的な運動を始めた
という情報はまだ確認できていません。
下のRachel Aldred 博士のページに書かれているのも、
そうした動きが今後現われる事への懸念です。
そんな反対団体に計画を潰されないように
声を上げようと呼びかけるページも有ります。
Rachel Aldred 博士(ウェストミンスター大学の上級講師)の個人ページ
http://rachelaldred.org/writing/want-space-for-cycling-on-blackfriars-road-and-embankment-your-voice-needs-to-be-heard/