2014年8月4日月曜日

道志みち120kmライド (2)

堤防上の遊歩道は既にランナーで賑わっています。



府中四谷橋

序盤で体力を削りたくないので、
今回は尾根幹を避けて野猿街道を使います。

勾配は緩く、朝のラッシュ前で車も少なかったんですが、
ちょうど自転車が走る位置(縁石から1メートルくらい)の舗装が
車の轍でザラザラに荒れていて、思うように速度が伸びません。

通行帯の中央か街渠ギリギリは舗装が綺麗ですが、
中央に陣取れば後続車の反感を買いますし、
街渠ギリギリに寄れば沿道の駐車場から出てくる車と
出会い頭衝突を起こしやすい。

やっぱり自転車専用の走行空間が必要です。

大栗川橋で多摩ニュータウン通りに乗り換えて
西進すると南大沢。右手は首都大学です。

南大沢

その後は、多摩ニュータウン入口交差点から町田街道に右折、
三ツ目交差点で左折、横浜線をアンダーパスで潜って
橋本五差路へと進みました。

三ツ目交差点から橋本四丁目交差点の辺りは小学校の通学路ですが、
  • 幅員6mにも満たないような狭隘路(双方向通行)
  • 左右に塀や建物が建て込んでいて見通しが悪い
  • 朝の通勤時間帯は車が引っ切り無しに走っている
という悪条件で、通学児童にとっては事故リスクが高そうです。
地区の自動車交通のマネジメントに失敗してますね。

橋本のアンダーパスは自転車の通行空間が無く、
車の流れの切れ目を狙って「えいやっ」と走り抜ける感じです。
地元のママチャリ利用者はどうやって線路を越えてるんだろう。
追記
あ、側道に自転車と歩行者の通路が有るのか。気付かなかった。

そんなこんなで国道16号との交差点、橋本五差路に至ります。

橋本五差路

この五差路には横断歩道が有りません。
交差点は大型で構造も複雑なので、
自転車でどう通ったら良いか判断できず、
安全を重視して地下道で潜り抜ける事にしました。

立体交差は車との交錯を根本的に無くす
優れた解決策ではありますが、この地下道は
  • わざわざ自転車を降りて押さなければならなかったり、
  • 地下道の内部で歩行者と自転車の通行空間が分離されていなかったり、
  • 見通しが悪く出会い頭衝突を誘発する構造になっていたり、
  • 通路の構造が複雑で方向感覚を混乱させたりと、
自転車にとっては猛烈に使い勝手が悪いです。
乗ったまま安全に走り抜けられるようにしてくれよ。


工業団地を抜けると山が見えてくる(撮影地点はこの辺

「田舎は歩行者がいないんだから自転車は歩道を通れば良い」
という意見を聞きますが、確かにこれを見ると
そういう考えが出てくるのも納得できます。

横道から出てくる車との出会い頭衝突のリスクは、
沿道に田畑が広がっていて死角が無いならあまり高くないでしょう。

ただ、幹線道路から横道や沿道の駐車場に入る車は、
歩行者なんか居ないだろうと高を括って
安全確認や一時停止を省略する傾向が有るので、
この場合の事故リスクまでは否定できません。

あと問題になるのは縁石の段差と舗装の平滑度、
それに、歩道上に散乱する小石やガラス破片ですね。
田舎だと掃除する人が誰も居ないので。


つづく


往路編