自転車道を歩く歩行者
オランダ、アムスタダムのコンセート・ヘバウ前です。
自転車道に歩行者が入り込んで自転車の通行を妨げています。
外国人旅行者が自転車道に気付かずに踏み込んでしまうのは
アムスタダムではお馴染みの光景らしいですね(↓)
http://www.theurbancountry.com/2012/03/10-observations-about-bicycling-in.html
The locals of Amsterdam would like their sacred cycle paths to be treated like roads, not like sidewalks. Rightfully so, they fought hard to get those cycle paths, so they aren’t about to let pedestrians take them over.
アムスタダムの地元市民は自分たちの神聖な自転車道が、歩道ではなく車道のように扱われる事を望んでいる。それも当然、彼らはあの自転車道のネットワークを獲得する為に苦闘してきたのだ。そんな彼らには自転車道が歩行者に奪われるのを許す気は毛頭無い。
Thus, if you are a wandering tourist and you don’t look before stepping on the cycle path, you will most likely get a dirty look, a bell, or a comment from a passing cyclist.
だから、旅行者がフラフラと安全確認もせずに自転車道に踏み込んでくれば、通り掛かったサイクリストから十中八九、怒りの視線を向けられたり、ベルを鳴らされたり、一言注意されるだろう。
オランダでは歩道と自転車道を区別する視覚的なキューは、
淡い赤色の路面と僅かな高低差の縁石、そして疎らに立つ標識だけです。
(交差点の周辺ではゼブラとか〈サメの歯〉も加わりますが。)
自転車道が浸透している文化で生まれ育った
オランダ人にとってはこれで充分かもしれませんが、
外国人旅行者はこの微妙な違いに気付けません。
英語に不慣れな日本人が
冠詞を見過ごしてしまうのに似てますね。
自転車インフラの後進国が初めて自転車レーンを整備する時に、
水色や黄緑色など、景観との調和を無視した派手な色を
採用しがちなのもこの辺が理由なんでしょう。
縁石の高低差の小ささは、例えばペダルが当たったり、
間違って乗り上げた時に転倒するリスクを抑える
という意味も有るのですが、オランダ以外の国では
もっと高くしないと無視される可能性が高そうです。