都内では極めて稀な二輪車専用レーン
路上駐車需要が存在しない道路(の区間)では、
車道上に線を引くだけでも十分実用的な自転車通行環境になります。
上の写真は自転車レーンではありませんが、
自転車の走行空間としても、まずまず快適なものです。
(登り坂なので車との速度差が大きくなるという問題は有ります。)
では、路上駐車需要の多い区間に
自転車レーンを設置するとどうなるでしょうか。
まあ、こうなりますわな。
「道路左端は自転車走行空間」
近くに有った看板です。
道路交通法の定義上、「道路」には歩道も含まれるので、
この看板は歩道が自転車走行空間だと言っている事になります。
それはさておき、こういう看板を置こうが、
路面に自転車のピクトグラムを描こうが、
自転車レーン上の路上駐車は防げないというのが現実です。
取り締まりの人員も不足していますし、
それとて、路駐を発見してすぐに移動とはいきません。
民間人が携帯電話のカメラで撮影して通報という
アイディアが有りましたが、画像処理でナンバー部分を
改変できてしまうという理由から、警察は受理しません。
結論
路上駐車需要が有る場所には
自転車レーンではなく自転車道が適している
自転車道形式で走行空間を整備した実例が岡山に有ります。
岡山駅前の西口筋の自転車道
なかなか良いですね。
これも問題が無い訳ではありませんが、
自転車レーンにしなかったのは賢い判断だったと思います。