2013年8月4日日曜日

ドア開き事故の防止ノウハウ

ドライバーが車を降りようとして
不用意にドアをバッと開けた所に
自転車が来て衝突するという事故。

私の親戚も自転車乗車中にこの事故で亡くなりましたが、
オランダにはこの事故を避けるノウハウが有ります。




こちらの記事の読者コメントに、その方法が紹介されていました。
以下、ざっくりとした翻訳で紹介します。

コメント直接リンク(http://t.co/JmgVZQ9fkO
オランダでは、教習中のドライバーに対して、
車を降りる時はドアから遠い方の手で
ドアを開けるように教育している。

/*日本だと右ハンドルなので左手です。*/

こうするとドアを開ける為には体を捻らないといけなくなるが、
その動作により、ドライバーは後方から自転車などが
来ていないか確認するようになる。

/*ドアを一気にバッと開けるのを防ぐ効果も有りそうですね。*/

この動作は運転免許の試験段階でも義務付けられており、
ドアに近い側の手で開けると単純に不合格になる。

罰則で脅すよりも習慣化の手助けをした方が
有効という文脈でのコメントです。
人間工学的な視点が活きてますね。

なお、自転車側にも同様のノウハウが有って、
止まっている車(信号待ち中も含む)の横を通過する時は、
最低1mの間隔を確保しましょうと言われています。

これは何もオランダに限らず、アメリカやオーストラリア、
イギリス、フランスなど、世界各国の交通担当省や
民間のサイクリング協会から発信されている情報です。

日本だけは、自転車の歩道走行が40年以上も続いてきた
という歴史的背景が有ってか、警察・国交省・市民には
この種の知識が欠けています。