2014年10月26日日曜日

自国の自転車インフラへの羨望に驚くオランダ人(?)

この前の記事
自転車道は荷卸しの障害にならないし車椅子にも優しい
で取り上げたページのコメント欄に
クインブラ(ポルトガル)やロンドンの読者から
ユトレヒトの安全安心な自転車環境に対して
羨望のコメントが寄せられています。

ユトレヒトの自転車道
撮影:As Easy As Riding A Bike
(オリジナル画像に tone curve と resize 処理を加えています。)

それについて、当のユトレヒトに住むオランダ人は
かなり驚いているようです。



http://aseasyasridingabike.wordpress.com/2014/04/17/five-minutes-in-utrecht/
のコメント欄より
Q. van Hasselt says:
April 27, 2014 at 12:52 pm

I have to say, as a Dutch woman living in Utrecht (cycling daily to and from work along this street) and having stumbled across this blog, I am astonished and also a little shocked at the discussions here.
私はユトレヒトに住んでいるオランダ人で、写真に写っている道路を通って毎日自転車通勤をしているのですが、このブログに偶然行き当たって、正直、とても驚いていますし、コメント欄での議論にはちょっとショックを受けました。

Something I have been taking for granted my entire life is apparently the subject of fierce campaigning in the UK.
私が今までずっと当たり前だと思ってきたものが、どうも英国では激しいキャンペーン活動の目標になっているようですね。

I use my bike daily to get me to work, school, shopping, everywhere.
私は日々自転車に乗って、仕事に、学校に、買い物に、どこにでも行っています。

But apparently in the UK you can only cycle anywhere if you’re suicidal and/or clad completely in protective gear, and there is a protest movement going on trying to convince authorities that is not normal.
ですが英国では、自転車で出掛けるのは自殺的な事、でなければ身を守る為の装備一式を纏わなければならないようですし、それはおかしい事なんだと当局に納得させる為の抗議活動が行なわれているようです。

I am suddenly grateful for something I had never given a second thought and I am enjoying my daily work commute much more!
私は今まで一度も深く考えた事の無かったものについて、急に感謝の気持ちが涌き上がりました。今では日々の通勤を前よりもずっと楽しんでいます!

正直、ちょっと出来過ぎなコメントという感じもします。
もしかしたら、このコメントを書いたのはイギリス人なのかもしれません。
それでも、オランダ人だったらそういう驚き方をするだろうなあ
というリアルさは有りますね。

それと、世界がこれほどインターネットで繋がっているのに、
普通の人は他国の事情について驚くほど無関心なのだな
と納得できるのもリアルです(実際どの程度そうなのかは扨置き)。