PD-M530の軸
ロックブッシュとナットに塗料が付いていました。
組み立ての間違いを防ぐ為の工夫なのかもしれませんが、
塗料の破片が回転部分に混入する恐れが有ります。
使い始める前に分解しておいて良かった。
ロックブッシュを受けるネジ山の潰れ
左のペダルのみ、ネジ山が潰れていました。
組み付けには支障は有りませんでしたが、
あまり製造品質が高くないですね。
また、右のペダルは玉当たり調整が適当で、
僅かにゴリが出ていました。
分解に使ったTL-PD40
アジャスタブル・プライヤーで摑んで回しましたが、
ロックブッシュが固すぎたのと、途中でTL-PD40と
ロックブッシュの嵌合が不完全になってしまったせいで、
TL-PD40のスプラインを舐めてしまいました。
ペダルは手に持つのではなく、軸を垂直に立てて上に向け、
万力で挟んでしっかり固定して作業する前提のようです。
万力なんて持ってないのに……。
グシッと舐めてしまった瞬間、血の気が引きましたが、
恐る恐るペダルの側を見ると、ロックブッシュは無傷。
エンジニアリング・プラスチックだったんですね。
プライヤーの歯形に削れたTL-PD40
しかし工具は普通の柔らかいプラスチックです。
ロックブッシュと噛み合う側も、レンチを受ける側も、
既にボロボロになってしまっています。
やはり
それから、ディーラーズ・マニュアル(DM-PD0002-02-JPN.pdf)には
ロックブッシュの締め付けトルクが
10.0-12.0 N•m
と書かれていますが、工具がこんな形では
トルクレンチが使えません。一体どうすれば……。
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