2014年4月5日土曜日

PD-M530の中身

PD-M530の軸

ロックブッシュとナットに塗料が付いていました。
組み立ての間違いを防ぐ為の工夫なのかもしれませんが、
塗料の破片が回転部分に混入する恐れが有ります。
使い始める前に分解しておいて良かった。



ロックブッシュを受けるネジ山の潰れ

左のペダルのみ、ネジ山が潰れていました。
組み付けには支障は有りませんでしたが、
あまり製造品質が高くないですね。

また、右のペダルは玉当たり調整が適当で、
僅かにゴリが出ていました。


分解に使ったTL-PD40

32mm(訂正 36mm です)スパナが無いので
アジャスタブル・プライヤーで摑んで回しましたが、
ロックブッシュが固すぎたのと、途中でTL-PD40と
ロックブッシュの嵌合が不完全になってしまったせいで、
TL-PD40のスプラインを舐めてしまいました。
ペダルは手に持つのではなく、軸を垂直に立てて上に向け、
万力で挟んでしっかり固定して作業する前提のようです。 
万力なんて持ってないのに……。

グシッと舐めてしまった瞬間、血の気が引きましたが、
恐る恐るペダルの側を見ると、ロックブッシュは無傷。
エンジニアリング・プラスチックだったんですね。


プライヤーの歯形に削れたTL-PD40

しかし工具は普通の柔らかいプラスチックです。
ロックブッシュと噛み合う側も、レンチを受ける側も、
既にボロボロになってしまっています。

やはり32mm(訂正 36mm です)レンチが必須なんでしょうか。

それから、ディーラーズ・マニュアル(DM-PD0002-02-JPN.pdf)には
ロックブッシュの締め付けトルクが

10.0-12.0 N•m

と書かれていますが、工具がこんな形では
トルクレンチが使えません。一体どうすれば……。



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