2013年10月5日土曜日

ダブルハイフン廃止

フランス人は名前にハイフン(-)繋ぎの
ファーストネームを使う事が有ります。
例えばフルート奏者の巨匠、
Jean-Pierre Rampal
がそうですね。

これを日本語でカタカナ表記する場合、
今までは慣習的にダブルハイフン(゠)に置き換えて、
ジャン゠ピエール・ランパル
と表記していました。




その理由というのが、ハイフン(-)だと長音記号(ー)と
紛らわしいからというもの。

いや、それを言うならダブルハイフン(゠)だって
等号(=)と紛らわしいだろ。

と、前々から思っていたのですが、昨日の新聞で
オリジナルの綴りそのままに
ハイフンを使ったカタカナ表記の例を見付けました。

第15回 日経フォーラム 世界経営者会議
登壇者のユブロ会長の名前を
ジャン-クロード・ビバー氏
と表記しています。おお、やっと是正されたか。

では何故、今になってハイフンを使い始めたのか。
私は、パソコンの普及によって日本社会が
  • 一マスに一文字という原稿用紙から自由になった事
  • 半角文字の存在を認めた事
  • 全角文字と半角文字の混在表記を許容した事
などが背景に有ると思います。
(上の例でもハイフンだけは半角です。)

半角文字を使っても良いなら、
もはや長音記号と見間違える事は有りません。
ダブルハイフンを採用した当初の動機が無くなったわけです。

いいぞ!
このままダブルハイフン廃止だ!