2013年2月2日土曜日

国交省の自転車ガイドラインの感想 p.18 目標の設定

国土交通省が2012年11月29日に発表した
安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン(PDF)
を読みました。

問題点が無いか1ページずつ見ていきます。


以下、ページ番号はPDFファイル上の番号基準です。
紙面のノンブルとは一致していません。


p.18
地域の上位計画及び関連計画や、自転車利用に関する地域の
概況の整理結果を踏まえ、歩行者、自転車の安全性、
快適性の向上に加え、健康、環境、観光振興等、
地域の課題やニーズに応じた自転車通行空間を整備するために、
自転車ネットワーク計画策定にあたっての基本方針、
計画目標を設定するものとする。

これだと車への依存度は大して下がらないでしょう。

温暖化対策を標榜するなら、車が使われていたトリップを
自転車に置き換える必要が有りますが、
現状、大多数の人は自転車で10kmも20kmも移動していません。

そんな低レベルのニーズに合わせた計画では高が知れています。
計画の根拠にすべきはニーズではなくシーズです。