安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン(PDF)
を読みました。
問題点が無いか1ページずつ見ていきます。
以下、ページ番号はPDFファイル上の番号基準です。
紙面のノンブルとは一致していません。
p.33
自転車と自動車、歩行者それぞれを構造的に分離する場合は、
互いに存在を認識できるよう、分離工作物として縁石を
設置することを基本とし、柵等の高さのある分離工作物を
できる限り設置しないものとする。
基本的には賛成ですが、
縁石だけの所へ車が寄せて停めると、
開いたドアが自転車道を侵食しますね。
高さのある分離工作物といっても、
細い支柱にロープを張り渡すだけなら
それほど有害とも思えませんが。
(ロープの高さは車のドア開閉を阻害できる高さで良い。)
p.28
自転車通行空間の幅員は、隣接する歩行空間の幅員との
バランスが重要であり、歩行者、自転車がそれぞれの空間を
通行しやすく、また自然に通行位置が守られるよう、
歩行者、自転車の交通量を考慮して決定するものとする。
歩道が幾ら狭かろうと、自転車のスペースとして
安全上、最低限確保すべき幅員は動きません。
寧ろ、歩行者が無意識に迷い込んで来ないような
明確な分離が必須だと思いますが。
それに、歩道が狭いならまず車道を切り詰めるべきでしょう。