2013年2月2日土曜日

国交省の自転車ガイドラインの感想 p.36 自転車道の構造

国土交通省が2012年11月29日に発表した
安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン(PDF)
を読みました。

問題点が無いか1ページずつ見ていきます。



以下、ページ番号はPDFファイル上の番号基準です。
紙面のノンブルとは一致していません。

p.36

一方通行だろうと(*)、

p.36

対面通行だろうと(*)、

幅員2.0mは心理的に狭過ぎです。
* 一方通行/対面通行に関わらず狭いと言えるのは、
最も幅員が必要になるのがすれ違いではなく追い越しの時だから。

これは私が行なった亀戸調査の結果から明らかです。
山手通りの通行実態もこれを例証しています。

心理的に使いにくいと感じられれば、せっかく自転車道を整備しても
そこを利用せず、歩道や車道を走る自転車が続出するでしょう。

また、対面通行が追い越し時の正面衝突リスクを生むハザードとなる事は
荒川河川敷の事故からも分かっている筈です。

本っ当、全然反省してませんね。警察も国交省も。

さらにこの自転車道の規格は「普通自転車」の通行しか考慮していません。
クロネコヤマトや佐川急便の配達自転車はどこを走ればいいんでしょうか。